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佐々木達夫 Tatsuo Sasaki (Age 22~34)音源集

シロフォン奏法

佐々木氏の奏法はシロフォン奏法(音盤に対して真上から直角に打つ)です。黒鍵も音盤の中央を叩きます(演奏スタイルはYouTubeで確認することができます)。
マリンバでは速度の必要な場面では黒鍵は音盤の端っこを叩いたり、マレットを扇状に斜めに移動さたりもしますが、シロフォンの場合は音盤が厚く、特に毛糸巻きマレットでは良い音は鳴りませんし、黒鍵と白鍵の音量、音質差も生じてしまいます。真上から打つということは、打つ直前にはマレットは音盤の真上にないとならず、その分の移動の俊敏さが必要で、技術的には高度ですが、発せられる音はポクポクといった感触を伴い、粒の説得力も高く
なります。特に平岡養一氏と佐々木氏にそうした特徴が顕著です。シロフォン奏者ではありませんが、マリンバ奏者の吉川雅夫氏のタッチは、平岡養一氏と佐々木氏と同じく、縦に深いタッチでした。

8才のころ
6才

東京芸術大学在学中に日米教育委員会フルブライト奨学生としてジュリアード音楽院に留学し、ティンパニをニューヨーク・フィルハーモニック首席ティンパニ奏者ソール・グッドマンに師事、平岡養一に木琴の指導を受けた。

1966年から1967年にかけてレオポルド・ストコフスキー指揮のアメリカ交響楽団に打楽器奏者として所属、1967年にズービン・メータ指揮のイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団に打楽器奏者として入団、1969年まで所属した。1970年に日本に帰国し、日本フィルハーモニー交響楽団に所属。同時に作陽音楽大学の非常勤講師を務めた。

1972年にリオデジャネイロ市のブラジル交響楽団から招聘され、首席ティンパニストとして所属。翌1973年にサンディエゴ交響楽団、並びにサンディエゴ・オペラに移籍し、2006年までの33年間首席ティンパニ奏者を務めた。

🎵 Paul Creston / Concertino for Marimba and Orchestra 1974

    

Tatsuo Sasaki 1974 (Age 30)

ポール クレストン(1906 – 1985) / マリンバ小協奏曲
シロフォン:佐々木 達夫
オーケストラ:サンディエゴ交響楽団
指揮:Charles Keccham
1974年 サンディエゴ State University Amphi Theater

Orchestra:San Diego Symphony Orchestra
Conductor : Charles Keccham
1974,San Diego State University Amphi Theater

🎵 Prokofiev / Flute Sonata, Op.94, 2 and 4 mov. Recital hall of Tokyo 1971年(27才)上野 東京文化会館 リサイタル

    

シロフォン:佐々木達夫
Sergei Prokofiev (1891-1953) / Sonata for flute and piano in D Major, Op. 94
プロコフィエフ /フルート ソナタ ニ長調 Op.94,
Sasaki performed the entire flute sonata at the recital hall of Tokyo Bunka Kaikan in 1971.
上野 東京文化会館 におけるリサイタルの録音

    

🎵 Peter Tanner / Sonata for Marimba

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