→ Marimba Ensemble “Kion (木音)”

弾いて!弾いて!また弾いて!高橋美智子:マリンバと共に80年 (音源集 ②)オリジナル作品編

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『 Toccata 』for Marimba / Henk Badings

Henk Badingsはオランダの非常に著名な作曲家です。楽譜はのDONEMUS AMSTERDAM で発売されています。

Donemus Webshop — Toccata
Toccata : for marimbaphone, (1973) / Henk Badings

アメリカのSteveWeissmusic でも入手可。SteveWeiss Music

   

HenkBadings

Nationality: Netherlands
Date of birth: 1907-01-17
Date of death: 1987-06-26
Website: Treasured Composer’s Page

武満徹 / 『ジティマルヤ( Gitimalya) 』

高橋美智子(マリンバ)
岩城宏之 / 札幌交響楽団
1976年12月22日 北海道厚生年金ホール

柴田南雄 /『カドリール Quadrille (1975) 』 マリンバ、小鼓、マリンバ奏者の心音、テープ変調による

この作品は1975年、高橋のリサイタルのた めに書かれた。
タイトルの[カドリール]は、明治のはじめ、鹿鳴館などて盛んに踊られた4人で踊る優雅な舞曲の名称。この曲では、東西の出会いを 含む、4つのリズムの層の浸透、4つのリズム層の輪舞を意味している。
即ち、マリンバ奏者が伝える「西洋音楽様式のリズム」、小鼓 の奏者が伝える「日本音楽様式のリズム」、それにマリンバ奏者の心音による 「生体のリズム」と『待ち行列』と『ポアソン分布』の「数式から導かれた非周期的なリズム」の4種である。
全体はほぼ5つの部分からなリ、最後の部分では即興的で激い、静と動の対比が構成される。

1976/6/25 西武劇場
マリンバ:高橋美智子、小鼓:堅田喜三久

武満徹 /『雨の樹』パーカッション:高橋美智子(Vib)、菅原淳(Mar.)、山口恭範(Mar.)

《雨の樹》は大江健三郎の短編小説『頭のいい”雨の木”』に触発された作品でこのCDでも朗読されているように小説のなかの次のような会話の一節がスコアの冒頭に引用されている。

“「雨の木」というのは、夜なかに驟雨があがると、翌日は昼すぎまでその茂りの全体から滴をしたたらせて、雨を降らせるようだから。他の木はすぐ乾いてしまうのに、指の腹くらいの小さな葉をびっしりとつけているので、その葉に水滴をためこんでいられるのよ。頭のいい木でしょう”

曲は3人の打楽器奏者のために書かれているが、いかなる鍵盤(打)楽器によって演奏してもよいことになっている。
絶え間なくしたたり落ちる雨の滴と闊達な大きな骨格と広々とした展望をもつ宇宙樹の存在が描かれる。 (解説:石田一志)

土居克行 / 無伴奏マリンバのための 『 モノローグ (Monologue) 』

この無伴奏マリンバのための「モノローグ」は、コントバス・マリンバの使用を前提に作曲された作品。 高橋美智子の名前の音名象徴をテーマとしておリ、限定した音程関係から多彩な音楽を引きだそうとしたものである。 特に中問部に幾種もの特殊マレットを使いわけたところがあリ、非常に興味深い効果を上げている。 (解説:石田一志)

土居克行 / マリンバとオーケストラのための『協奏曲』

1987年「オーケストラプロジェクト97」世界初演
マリンバ:高橋美智子
指揮:小松一彦
東京フィルハーモニー交響楽団
会場:日本青年館

水野修孝 / マリンバ協奏曲

1980年
マリンバ:高橋美智子
指揮:小松一彦
日本フィルハーモニー交響楽団

この曲は1980年に高橋美智子さんの委嘱で作曲し、その年に11月10日に三石精一指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団によって日本青年館ホールで初演された。

単一楽章の中にさまざまな音楽要素が入っているが、風鈴で始まる拍のない前半に続き、ジャズ的な部分があり、最後に風鈴ではじまった序が再現されて終わる。

FONTEC FOCD2572

諸井誠 / 協奏交響曲 第三番 「神話の崩壊」

東京交響楽団 委嘱作品
秋山和慶 指揮

1992年4月13日諸井 誠:協奏交響曲No.3「神話の崩壊」
(サントリーホール 現代日本音楽の夕べシリーズ14にて)

弾いて!、弾いて!、また弾いて!高橋美智子:マリンバと共に80年 (音源集 ①)スタンダード名曲編