弾いて!弾いて!また弾いて!高橋美智子:マリンバと共に80年(音源集 ①)

   

高橋美智子(Michiko Takahashi) プロフィール

マリンバ、打楽器奏者。

経 歴(主要な学歴・職歴)
昭和37年3月 東京藝術大学音楽学部器楽科打楽器専攻卒業
昭和39年3月 東京藝術大学音楽学部専攻科修了
昭和37年4月 上野学園大学非常勤講師(平成14年3月まで)
昭和42年9月 東京藝術大学非常勤講師(平成16年3月まで)
昭和45年4月 武蔵野音楽大学非常勤講師(平成16年2月まで)
平成6年4月 高崎芸術短期大学客員教授(平成16年3月まで)4月より4年生大学となり学校名も変更となる
平成16年4月 武蔵野音楽大学教授(平成26年3月まで)
平成16年4月 創造学園大学特別客員教授(平成24年3月まで)
平成26年4月 武蔵野音楽大学特任教授
平成31年/令和元年3月 武蔵野音楽大学を退職
平成31年/令和元年10月 武蔵野音楽大学名誉教授に就任


受 賞 歴
昭和31年9月 第35回全日本吹奏楽個人コンクール第1位。朝日新聞社賞・音楽の友社賞を受賞
昭和48年4月 第11 回ガウデアムス国際現代音楽コンクール第1位。国際現代音楽賞を受賞
昭和50年12月 「高橋美智子マリンバリサイタル」で文化庁芸術祭優秀賞を受賞
昭和54年10月 自ら松平頼暁氏に作曲を委嘱したマリンバ協奏曲「マリンバと3群のオーケストラのためのオシレーション」が高橋美智子・東京都交響楽団の世界初演により第28回尾高賞を受賞。受賞記念にN響第805回、第806回定期演奏会でソリストを務める。
昭和55年12月 新日本フイルとの「高橋美智子マリンバコンチエルトの夕べ」で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。
平成10年12月 日本オーデイオ協会賞「第3回・音の匠」を受賞。
平成13年2月 東京交響楽団との「高橋美智子マリンバコンチエルトの夕べ」で第19回中島健蔵音楽賞を受賞。
平成29年3月 下總皖一音楽賞受賞。


独奏だけでなく、「高橋美智子マリンバ室内楽団」、「高橋美智子パーカッシヴアーツ」、「高橋美智子サウンドグループ・クリスタル」を主宰。また、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団、オランダ室内管弦楽団、ロッテルダムフィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団等内外のオーケストラと共演した。

また、コントラバス・マリンバやガラスで作られたクリスタル・マリンバ、日本初のグラスハープの制作に参画するなど、新しい楽器にも挑戦している。

※プロフィール、コンサート歴、受賞歴、リリースCD等詳細は 別紙(PDF)をご覧ください。

少女時代から芸大時代にかけて(日本木琴協会「木琴と私」シリーズより) 高橋美智子

  

ディーガンのシロフォンで
日本のテレビ放送スタート!1953年 マリンバ:高橋美智子 (英BBCニュース)

群馬県高崎に生まれた私は、父が東京へ出張するたびに買ってきてくれた平岡養ー、朝吹英一両先生のSPレコー ドを聞き、これも父に買ってもらったおもちゃの木琴を叩いて遊んでいたのですが、小学校に入った時、器楽合奏の先生に連れられて高輪の朝吹英一先生のお宅に伺い、レッスンを受けられるようになったのです。
緑いっぱいのお庭 の見える素敵なお部屋で、ディーガン社のザイロフオンを弾かせていただいてのレッスン、4本バチの持ち方や、楽譜の読み間違い等を直していただきました。さらに、音楽というものは技術だけで終わるものではない、その中にいろいろな内容を含んだーつの文化である、ということを、先生はそのお人柄を通じて私に教えてくださったのです。

もうーつ忘れられない体験、それはレッスンの日に朝吹先生のお宅に伺うと、田村文治氏をはじめ、日本各地から先生のレッスンを受ける人たちが来ていて、そこではじめて同じ楽器を演奏する仲間たち、志を同じくする人たちにお目にかかることができたことです。高崎にいる時のよう な一人だけの世界ではない、いわばマリンバ音楽を通じての横のつながり、広い世界が開けたのです。レッスンを終わって、品川駅まで皆で音楽談義に花を咲かせながら帰ったことを、まるで昨日のことのように思い出します。

高校に入学してからは平岡養一先生のレッスンをうけることになったのですが、それからも朝吹英一先生は時々お手紙を下さったり、最後まで年にー回ぐらいはお目にかかるチャンスを作ってくださいました。

中学2年生の時、高校進学を考え東京芸術大学附属音楽 高校を受験しようと思いました。 それには専攻実技試験がマリンバでは受験できず、小太鼓のみの受験だったので、私は全く小太鼓の知識のないまま、当時芸大教授の今村征男先生の元に入門させていただくことになりました。今村先生には小太鼓のバチの持ち方から教えていただき、基本打ち、練習曲へと進む中で、リズムの楽しさ面白さを知り、すっかりその魅力のとりこになってしまった高校3年間でした。

東京芸大に入って1年の時に今村先生が突然お亡くなりになられて、小宅勇輔先生に師事することになりました。 大学の同じキャンパス内に美術学部や邦楽科もあるので交友関係もまた広がっていき、大学生活の自由な雰囲気の中で、ジャズグループを友達と組んでドラムセットを楽しんだり、学生オーケストラではティンパニを受け持ったり、多数の作曲学科の友人にマリンバや打楽器の可能性を伝え作品発表に協力演奏したり、また当時は労音の全盛時代だったこともあり、山本正人先生指揮する芸大ブラスの演奏旅行も盛んで、これに参加し、200回を越えるソリストとしての演奏経験を重ねることができたのは、私のその後の演奏活動にとって、かけがえのないものとなりました。

実は、学生生活を送りながらもっと世の中も広く見たい、音楽の視野も広げたい、また家庭がそれほど裕福ではなかったのでアルバイトをしたい、という気持ちが強くありましたが、当時はクラシック以外の音楽のアルバイトをす ることが禁止されていて、今では信じられないほど厳しく、時々大学の掲示板には停学処分の紙が張り出されていたような時代でした。しかし見つかったら大変とかなりどきど きしながら、大学とは全く雰囲気の違うラテン楽団にエキストラで参加して、プロの人たちにラテン楽器奏法を逆にいろいろ教えてもらったり、ジャズヴァイブを経験したくて新橋駅近くの喫茶店「夜来香」で演奏したりしました。
「夜来香」、今このお店はありませんが、舞台がエレべーター方式で、2階、3階、4階と上がっていき、各階ごとにお客様の前で演奏を披露し、60分ぐらいかけてまた1階まで下ってくる、という今までになかった珍しい体験をしました。このようなことを重ねながら、大いに楽しんだ大学・専攻科時代でした。

🎵 Bach / Partita for solo violin No.3 in E major, BWV1006

* ご覧になるブラウザによりますが、プレーヤー左のプレーボタンを押しても音が鳴らない場合は、右端の↓ボタンを押すと新たなページが開き、プレーヤーが立ち上がります。 

3.Gavotte en Rondeau

5. Menuet

7.Gigue

🎵 Clair Omar Musser / Prelude Op. 11 No. 3 in G Major

* 楽譜はJPC、ブルーマレット、Steve Weiss Music(U.S.A)で販売されています。

🎵 Clair Omar Musser / Etude op.6 No.2 in Ab Major

* 楽譜はJPC、ブルーマレット、Steve Weiss Music(U.S.A)で販売されています。

🎵 モンティ / チャルダッシュ ピアノ伴奏 : 中井恒仁

🎵 山内 忠 /コティル(Cotyle) ピアノ伴奏 : 中井恒仁

高橋美智子氏が初めて委嘱した作品。
世界初演1969年 指揮:山本正人 東京芸術大学吹奏楽研 究部 東京文化会館
改訂初演1972年 指揮:尾高忠明 群馬交響楽団 群馬音楽センター

* 曲詳細は「日本の初期マリンバ オリジナル作品 (1960年代) ページ」
 PDFにて提供可能です。楽譜ご希望の方はインフォメーションページに書いてください。

🎵 アール・ハッチ/ イントロダクションとタランテラ, ピアノ伴奏 : 宇川真美

🎵 三善 晃/ 会話

     

🎵 黛 敏郎 / シロフォンとオーケストラのための小協奏曲 ピアノ伴奏 : 中井恒仁

 

第一楽章

第二楽章

第三楽章

🎵 剣の舞/ハチャトウリアン Sabare Dance: Khachaturian ピアノ伴奏版

🎵 道化師のギャロップ/力バレフスキーComedians Gallop ピアノ伴奏版

   

弾いて!、弾いて!、また弾いて!高橋美智子:マリンバと共に80年 (音源集 ②)オリジナル作品編